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自分が多汗症だからなのだとそう思っていた

汗かきなのは自分が多汗症だからなのだとそう思っていたんです。以前は。子供の頃から人よりたくさん汗をかく。夏の暑さはもちろんのこと、冬でも暖房で汗をかく。持ち歩くのはハンカチではなく、ハンドタオル。しかも、2枚はマスト。「デブだから」と言われてしまうと元も子もないのが、それがカッコ悪くて、「何とか病気のせいにならないか?」とバカなことを考えた。

「多汗症」という言葉を知ったのはその時だ。汗を多くかくから多汗症。そう思ってきた。自分は多汗症なのだ。だから汗かきなのだ。そう思っていた。が、どうやらデブの汗かきと皮膚病である多汗症は違うものらしい。普通に汗をかく環境で人より汗をかくのは汗かきで、汗をかくような所ではないとこで汗をかくのが多汗症。

私は普通の人より汗を滝のようにかくし、誰も汗をかいてなくても一人で大汗をかいているが、多分それは人より脂肪という名の天然肉襦袢を着ているからだ。多汗症ではないだろう。「私は多汗症だから」と、見たからに健康優良児が、同情をかう確率の低い病気を「これだ。」とばかりに見つけ、若干悦にひたっていたかと思うと、ひとり訳のわからない汗をかく。

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